舗装の仕事の昔と今
舗装業界も働き方改革?!
昔と今の違いを比較
舗装の仕事に、こんなイメージ持っていませんか?
でも、その8割はもう違っているんです!!
ドラマや映画のワンシーンで描かれる、
重労働のイメージ
あなたが「舗装の仕事」と聞いて思い浮かぶのは、一輪車やスコップ、ツルハシを使って重労働を行うシーンではありませんか?
それは間違いなく、ドラマや映画によってつくられたイメージです。
ドラマや映画では「主人公が苦労して、逆境を乗り越え、幸せなゴールを手に入れる」という黄金の筋書きがあります。
その主人公の苦労を描くために、舗装の仕事を重労働として演出されてしまうのです。
そのため多くの方が、「舗装の仕事=過酷で大変』というイメージを持っています。
でも
今の舗装の仕事は、重機を使った作業が9割です。
一輪車やスコップを使った人力作業は全体の1割程度しかありません。
人力仕事が必要なのは重機が入らない場所の作業や道具・材料を運ぶ時くらいです。重機の小型化もドンドン進化しているので、重機が使えない場所も減りつつあります。
重機の場合
- 油圧ショベルやパワーショベルなどの重機が、大きなサイズしか普及していなかったため、狭い場所での施工では重機が大きくて使用できないことが多かったんです。
人力(手作業)でする範囲がたくさんあって、作業員の負担が大きく、舗装の作業工程期間も舗装の作業工程期間も1日の労働時間も長く、大変な時代でした。
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ここ20年くらいで、小型の掘削用建設機械が普及し、人力でしていた作業場所が次々と重機でこなせるようになり、機械が人の2倍3倍働いてくれるように!
また、重機のタイヤの数が増えパンクしにくくなったり、性能と耐久精度が上がったりしたことで、運転や小回りのしやすさが大きく改善し、重機の利用もぐんと増えました。
工程はこれまでとほぼ変わらないが、人力で作業していた部分も重機で対応できるようになったことで、作業員の負担が軽減。労働時間や工期も短縮できるようになった。
指導法の場合
- ぶっきらぼうな職人気質の方が多い業界だったため、手取り足取り教えるなんてことはなかったので「技術は見て覚えるもの」という考えが当たり前。
罵声で叱られることも日常的でした。
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今は時代も変わり、叱ったり、技術を盗んで覚えさせたりするのではなく、まずは一通り教えて、分からないことがあれば聞くように教育するようになりました。注意するにしても、その理由をしっかり説明して「諭す」ようなイメージです。
ただ、時にはキツいと感じる言い方をすることもあります。それは、間違ったやり方をして命の危険を感じた時です。重機の音が鳴り響く中、危険を瞬時に伝えるためには大声、そしてキツめの大分弁で知らせます。怒ったと感じないでくださいね。
今も昔も変わらないのは、オンとオフの切り替えがしっかりとしていることですね。ぶっきらぼうでも話すと優しい職人が多く、休憩時間や就業後は笑い声が絶えない職場です。
およそ160度の高温アスファルトを、炎天下の下で扱うこの仕事はどうしても暑さとの戦いです。
小名川土木では少しでもこの暑さを緩和するために、空調服や飲料の支給、こまめな休憩をとることを徹底しています。